アジア圏でのカジノでの人気ナンバーワンは間違いなくバカラです。
シンガポールでも、マカオでも、フィリピンでも参加者が一番多いですね。
バカラの人気が高いのは、賭け金が高くて簡単に参加できないことも一つの理由でしょう。
バカラで動くチップは日本円で1万円単位です。
VIPルームだとこれが10万円とか100万円単位です。
でも、ミニマムベット(最低金額)で賭けている参加者はいません。
周りにどうしても煽られてしまいますし、自分自身も負け分を取り返したいという気持ちが強く出るからです。
冷静な判断が試されるのですが、ギャラリーの「雑音」が冷静さを失わせます。
VIPルームではさすがにそのような事はありませんが、テーブルの周りにはいつも人だかりです。
一般フロアーではバカラをやっているテーブルはすぐにわかります。
その点VIPルームはいいですね。
そんな「雑音」をまき散らすギャラリーはいません。
でも、信じられないような山積みのチップを賭ける大富豪には圧倒されます。
私の軍資金も決して少なくないと思いますが、彼らを見ていると金銭感覚がなくなってしまいます。
バカラをしていると妙な気分に襲われることがあります。
冷静になろうとしている自分と、金銭感覚がなくなる自分の葛藤です。
こんな葛藤と闘いながらバカラに参加しているのです。
カジノなんか遊びだし、バカラはお金を捨てるようなものだと言われることがあります。
しかし、カジノを本当に遊びだと思っている人はバカラなどしません。
もっと気軽に楽しめるポーカーやブラックジャックをするでしょう。
でもゲームに参加せず予想するだけのバカラは一種の修行です。
もちろんテーブルを取り囲むギャラリーの中では優越感を味わうこともできます。
でも、優越感を味わって喜んでいる人はすぐに軍資金を使い果たします。
最後まで参加できる人は他の参加者と闘っているのです。
勝つことは簡単ではありません。
私も当然カジノで勝つこともあれば負けることもあります。
でも、冷静に自分をコントロールすれば上手く勝つことができるし、負けても大きく損は出ません。
バカラのテーブルではこんな頭脳戦が繰り広げられているのです。
これがバカラの人気の秘密だと自分は信じています。
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