バカラには「罫線」という言葉があります。
株式投資をしている人であればおなじみのです。
もっとも、記録している内容はバカラの出た目ですからグラフではありません。
最近は電光掲示板に出た目が表示されているので、わざわざ記録する人も減りました。
でも、自分で罫線を書くと頭の中に入ってきやすいので、傾向がつかみやすいことも事実です。
この罫線を見ていると案外規則的に目が揃っていることがわかります。
「ツラ」と呼ばれるパターンがありますが、これはどちらかが一方的に勝ち続けることです。
これに対して交互に勝つ「テンコ」や2回ずつ交互に勝つ「ニコニコ」というパターンもあります。
罫線を読むことで現在のパターンを知ることができます。
ただ、この罫線も後になって気が付くことであって、将来のことまで見通すことはできません。
とはいえ「ツラ」が出てきたと感じることができたら連勝のチャンスです。
そのテーブルで今日「ツラ」が出ていないなら、その可能性は高いのです。
こうなったら何度かその波に乗ってみるのです。
しかし、ディーラーはテーブルの参加者の行動を見ています。
波に乗ったと調子に乗り出して、賭けるチップが多くなるのを見逃しません。
他の参加者も「ツラ」に気が付くと、自分に追随するように同じ目に賭けるようになります。
「宴たけなわ」を見通しているのでしょうか、いきなり潮目が変わる時が来るのです。
このタイミングを逃すと今度は負け続けることになります。
すると今度は他の参加者は自分と違う目に賭けるようになり、負け続けることになります。
自分はいつも冷静にゲームに参加するようにしています。
しかし、熱くなってしまう人はここで「大逆転」を狙ってしまうのです。
そのテーブルで一度「ツラ」の波に乗ったため今度も乗れると勘違いしてしまうのです。
バカラは非情なギャンブルです。
一度波から落ちてしまったらもう元に戻ることはできません。
テーブルから離れるタイミングなのです。
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