(マカオの観光地)
マカオは、シンガポールのように金融業などが発達したビジネスタウンではありません。
その役割はすぐ近くの香港が果たしています。
マカオは観光の街です。
そして、マカオの雇用は観光で維持されています。
観光のほとんどはカジノ目当てのお客さんなので、カジノの雇用効果は絶大です。
しかし、最近のカジノ収入急減は、雇用面では心配事の一つです。
とはいえ、実際には雇用が低迷していることはなく、失業率1%と完全雇用です。
しかも、それだけでは足りず、海外からの出稼ぎの方も受け入れているほどです。
これは、マカオのカジノがカジノだけではなく、リゾートホテルとして経営されているためです。
つまり、大規模なアミューズメント施設となっているため、人手が非常に多く必要なのです。
これは、カジノ収入が減ったところで変わりません。
それに、カジノ収入が急減したとはいえ、マカオのカジノが倒産するようなことはありません。
もともと巨額の収入があったのが、その一部が減少したというだけなのです。
また、シンガポールほどではありませんが、純粋な観光客も少なくありません。
カジノ目当てのお客さんばかりではないのです。
私の「宣伝効果」で、友人がマカオに来ることが増えました。
でも、彼らの中にはカジノが性に合わない人もいます。
そのような人でも飽きることがない魅力がマカオにはいっぱいです。
旅行者が一日中歩いていても飽きないし、安心に過ごせるのがマカオなのです。
そんな観光地を維持するためには多くの人手が必要なことは間違いないようです。
また、良くも悪くもマカオは「昔ならではの観光地」です。
シンガポールのように最近観光施設が急増されたようなことはありません。
つまり、自動化が進んでおらず人海戦術に頼る観光施設が多いのです。
マカオ政府もカジノだけでは将来に希望が少ないと考えているようです。
そのため、観光局も積極的に世界各地でアピールを進めています。
マカオの雇用はカジノの不調をよそに堅調です。
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