ラスベガスのカジノを設立した3人の男の人生とは?(その1)

180年前、ラスベガスが現在ある場所は砂漠地帯でした。カジノどころかお店も何もなかったんですね。

そして、スペインの探検家が訪れたときに、その場所にオアシスを発見しました。このときに初めてラスベガスという地名を付けたようです。

 

その後、アメリカはゴールドラッシュにわき出して、多くの人がカリフォルニアに押し寄せたのです。そのときに山脈を越える手前の休憩場所として使われていたのが、現在のラスベガスにあたる土地でした。

 

しかし、そのときは休憩所と言っても特に何もありませんので、お酒も楽しめて遊べる場所が求められて暇つぶしでポーカーやブラックジャックなどのトランプゲームをあちこちで見かけるようになりました。
このときにお金を賭ける習慣が定着したことがきっかけとなり、現在のラスベガスのカジノの原型となったと言われています。

 

その後に鉄道も通るようになったことで正式にラスベガスという街になったのです。

 

この頃は法律としてもカジノはおろか賭けトランプは非合法だったのですが、あちこちで開かれているものを全て取り締まることも難しく、その後に第一次世界大戦が始まったことで経済的に不安定になり、1929年の世界恐慌によって財政が悪化したことでカジノが合法となる方向に向かいました。

 

そう、ラスベガスも設立当初は州の財政確保が目的だったんですね。マカオやシンガポールなども同じことが言えます。
つまり、日本も現在の経済を見ていると分かるように、財政が厳しくなっていくことが見えているので、カジノ合法化の話が出ていることは自然の成り行きなのかもしれません。

 

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さて、ラスベガスですが、州が合法化したことで爆発的にカジノ街となったわけですが、大きく影響したのが3人の男たちによるものでした。

まず1人は、砂漠状態の土地にリゾートホテルを建設したマフィアの男、ベンジャミン・シーゲルです。
ベンジャミン・シーゲルは数百万ドルという多額の資金を投じて「フラミンゴホテル」を建設したものの、まだまだカジノに対する認知が低かったせいで経営不振が続き、責任を問われて殺害されてしまいます。

 

しかし、このことを新聞が大きく報じたことで話題になり、そのフラミンゴホテルを見に行こうとする人がどんどん増えました。皮肉にも作った本人が亡くなってからこのフラミンゴホテルは大盛況となったわけです。
その後のホテル設立ラッシュのきっかけになった事件でした。

⇒ ラスベガスのカジノを設立した3人の男・その2へ続く

 

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